以前、「最強のキャッシュレス決済サービスを決めよう」という記事でも言ったが、
日本は国家としてキャッシュレスを推進している。
日本のキャッシュレス決済比は約20%、各国では40~60%と言われている。
ではなぜ国家としてキャッシュレスを推進しているのか?
経済産業省のキャッシュレスの現状及び意義では以下の3つを上げている。
引用1.消費者の利便性の向上
・ 手ぶらで簡単に買い物が可能に(大金の持ち歩きや小銭の管理が不要に)
・お買い物の消費履歴の管理が簡単に(自動家計簿など)
・カード紛失・盗難時の被害リスクが低い(条件次第で全額保証)
2.店舗の効率化、利便性の拡大
・現金管理の手間の削減が可能に
・インバウンド需要取込など売上拡大が可能に
3.データ利活用
・個人の購買情報を分析・利活用することにより、高度なマーケティングやターゲット層向けの商品・サービスの開発が可能に
僕自身もキャッシュレスをお勧めするが、具体的にキャッシュレス決済の何がいいのかを紹介したい。
【消費者目線】
①買い物の履歴が明確に把握できる
現金の場合レシートを捨ててしまえば、買い物(消費)の履歴は残らない。
しかし、キャッシュレス決済の場合は買い物の履歴はレシートを捨てたとしてもWeb上で管理されているため
なくなることはない。いちいちお小遣い手帳や家計簿を残さなくてもいいのだ。
②ATMに並ばなくていい
現金が必要な時は当たり前だがATMに行く必要がある。給料日や大型連休の前にATMに並ぶ大人を見たことがある人が
多いと思う。キャッシュレスが進めばATMに行く必要はほとんどなくなるであろう。
③現金に触らなくて済む
新型コロナウイルスでウイルスに敏感になっている人が多いと思うが、現金は物理的に相当不潔だ。
まさに不特定多数の人が触れている。キャッシュレスが進めば不潔な現金に触らなくて済むのはとてもいいことだと思う。
④財布を持たなくて済む
財布には何を入れているか確認してほしい。現金のほかに免許やクレジットカード、キャッシュカード等、貴重品が多く
入っていると思う。その財布がなくなったときの代償は大きい。しかし、キャッシュレスが進むとどうなるか。
スマホひとつ、若しくはカードケースひとつで外出が可能になる。なので私はここ10年くらいで売られている財布の
形がどんどん変化していくと思う。どんどん小型化していくであろう。
⑤お金の移動経路が明確に
例えばお小遣いや集金にしても現金の場合は手書きで受領の確認をするなどをしないと、渡したのに渡されたことを忘れたり
した際にとてもめんどくさくなる。しかし、キャッシュレス化してLINE Payなどでお小遣いを送金すれば送金等の履歴が残っている
のでそのような心配はなくなる。
【店舗側目線】
①会計がスーパースマートになる。
現金の場合、会計時にお金を受け取り、お釣りを渡すという行為が必ず発生する。
この場合、お釣りの間違いや多くお金を貰いすぎたりする問題のほか、大変時間を要する。
キャッシュレス化すれば、お金の間違いもなくなるし、会計のスピードが格段に速くなる。
お客様を会計で並ばせる心配もいらない。
②お店での強盗がなくなる。
比較的平和の日本であっても年に何度かコンビニに強盗がきてレジからお金を盗む事件が発生している。
しかし、キャッシュレス化した店舗であればレジにお金は置いていないので、強盗が来ることはない。
強盗が来たとしても盗むお金がないのだ。
③消費者の購買分析
キャッシュレス決済の場合、消費者がいつどのような買い物をしたのかがお店側が分かるので、
消費者がいつ頃どのようなものを求めているのかを分析して消費者のニーズにあわせて店舗側でも
広告等をすることなどができる。
SHUN
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